ベリー★らぶ〜天然美少女×俺様王子〜
―― ガラガラっ
保健室のドアを開けると、しんと静まりかえっていた。
「…あれ?先生ー?……いない」
どうしてか、保健の先生はいなかった。
仕方ないから、ベッド借りよう。
なんか眠たくなってきたし…ちょうど良いかも。
そしてあたしは、迷いもなくベッドのカーテンを開けた。
「………う、うわぁあっ!」「……うぉおっ!」
ビックリした。
人が寝てたから。
しかもその人は……
「た、滝城くんっ」
あたしがいま考えてた人だったから。
「何やってんの、優愛」
体を起こしながら、言う。
あああわわわわわっ…!
ビックリし過ぎて、アタフタする。
「ゆーめ?落ち着きなよ、おいで」
グイッ
滝城くんはあたしの腕を掴んで、自分のもとに引き寄せた。