ベリー★らぶ〜天然美少女×俺様王子〜
「ど、どうして…?」
エヘンと、彼は偉そうに笑う。
「だーかーら!!言ったじゃん?今日から優愛と暮らすって」
彼は綺麗な顔でウインクをして、あたしを誘惑してくる。
…む、むむむむ!
「そんな顔で言われたって……ひ、ひひ引っかからないんだからね!あたしは」
「は…?優愛ってホント面白いヤツだな」
彼はそう言ってクスクスと笑っている。
でもあたしは何が面白いのか、わからなかった。
はっ!
でも、この鍵が本物かどうかなんて、わからないじゃない。
この男が造ったのかも知れないし。
「か、か、かぎを持ってるからって……、しょ、証拠にはな、なりません…よ!」
「はぁ?…めんどくせぇな、意外に」
「えっ…」
見ず知らずの男にめんどくさい、なんて言われるとは、思ってもみなかった。
「はい、……これで信じる?」
男は少し呆れた顔で、あたしの目の前に写真を持ってきた。
あ…、えっ…?
「お、おじいちゃん…?」
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