ベリー★らぶ〜天然美少女×俺様王子〜
あたしは、保健室であったことを葵にもう一度説明した。
「…ふ〜ん」
「えっ、ちょっと…!反応うすいよっ」
「ん?あんたら、結構ラブラブなんだね」
へ…?
なんで今の話で、ラブラブだって思うの?
あたし、滝城くんのこと好きじゃないのに…。
ていうか、‘好き’がわかんないし。
葵だって、そのこと知ってるはずなのに…どうして?
「誰が聞いても、そう思うよ」
葵が呆れてるのか、ニヤケながら言う。
「なんで、そう思うの?」
「一緒に寝るなんて、ラブラブな証拠でしょ?」
「えっ、そこ?」
葵はうんうんと、深く頷く。
「でもね、昨日も一昨日も一緒に寝たよ?」
あ、一昨日は朝起きたら居たんだった。
そういえば、昨日も知らないうちに一緒に寝てたし、さっきも無理やりだっ。
滝城くんが全部勝手に…。
.