ベリー★らぶ〜天然美少女×俺様王子〜
「俺さ、星蘭学園ではけっこう有名なんだけどな…?ま、いいか。俺は、滝城蓮翔」
ん?ん?んんんんん?
い、いま…星蘭学園って言った?
「同じ……学校…なんですか?」
うん、と彼はあっさり答えた。
あたしは放心状態。
もう考える気力がなくなった。
「てかさ、優愛」
「は、はい…」
返事をする力すら入らない。
彼は笑いながら…
「学校、行かなくていいの?」
「えっ!?」
この出来事ですっかり忘れていた。
あたしは慌てて時計に目を向ける。
う、うそ…。
「…は、は、ははは8時20分?!?!?!ち、遅刻だぁー!」
慌ててベッドから飛び降りて、洗面所に向かう。
ヤ、ヤバい…ほんとに遅刻だよぉ…。