幸せになろう!!
まだ携帯電話なんて物はなく、家の電話で掛け合う時代。

多分虐めの事についてだろうと思い、家に帰って焦って電話。

「もしもし、沙希だけど愛美?どういう事なの?」

「ごめんね。もっと早くに言いたかったんだけど、理砂に話すの止められてて。みんな理砂が怖くて沙希と口きかない様にしてるの。」

「理砂が私と口きくなって言ってるの?」

「うん。」

仲良くなろうって声を掛けてきたのは向こうなのに、流石に少しショックだった。

原因はなんだろう…って考えたけどやっぱり分からない。

そもそもよく一緒に喋った期間が一週間程しかないのだ。
思い当たる節が何もない。
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