幸せになろう!!
第二章 3歳
妹が生まれてからは、母親が付きっ切りになり、ほとんどおばあちゃんに面倒を見てもらっていた。

病気で働けない祖父の変わりに、小料理屋のような所で働いていたおばあちゃん。

朝から夕方までの勤務に、私はほぼ毎日着いて行っていた。

この頃から少し記憶がある。


私の住んでいた町には電車が無いので、移動はバスか車だ。

おばあちゃんと一緒にバスで30分くらいの隣町へ向かう。

家からバス停までの間にあるひーおばあちゃんの家に、毎日アイスクリームを持って立ち寄っていた。

今はほとんど見かけないが、当時はアイスクリームの自動販売機があった。

いつもいつも同じボタンを押して、同じものを食べていた私。

今でもそのアイスは好きだが、流石に毎日は食べられない…。
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