僕の仕事は女王様!
「ここで働け。お前の働き次第で、さっきの頼みは聞いてやろう」
「ほ、ホントか!?」
リヒトの顔が一気に明るくなる。とりあえず、牢に入れられなくて良かった。
「ただ、良からぬ行為をした場合、問答無用で牢にぶち込むからな」
「しねーよ!」
威勢良く返答するも、グスタフに睨まれれば、すぐに意気消沈してしまうリヒト。
「これでいいだろう。アルベルト」
「うん、ありがとう」
僕が微笑むと、グスタフはふいっと視線を逸らす。グスタフって一見怖いけど、本当は凄く優しいよね。
こうして、話はまとまったのだった。