僕の仕事は女王様!


リヒトにはザックリと事情を説明していた。アルベルトの僕の姿見られたわけだし。


「俺はもう行くわ。じゃあな、アルベルト、レスター」

「あっ、リヒト!皆の前ではマルティーナだからね」


僕の事知らない人の前で、アルベルトなんて呼ばれたら大変だよ。

それでバラしたと見なされて、動物になっちゃったらさらに大変だ。


「わかってるって」


ニカッと笑い出ていくが、どうにも不安が残る。


「次にリヒト君に会った時、動物になってなきゃいいね」

「うん……」



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