僕の仕事は女王様!


リヒトが来て数日が経った。動物になる事なく、無事約束は守っててくれてるみたい。

半ば脅しに近い約束だけどさ。


「女王さん!」

「わぁ、何リヒト」


廊下をぼーっと歩いていたら、モップを持ったリヒトが後ろから声をかけてきた。


「掃除、終わったの?」

「ああ、今日は午後から休みなんだ」


嬉しそうに笑う。今まで相当グスタフに使われてたもんね、クタクタになってるのを何度か見たよ。



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