僕の仕事は女王様!


「で、しばらく調べていたら、あなたに辿り着いたわけ。まさか弟がマルティーナの代わりをしてるなんて、思いもしなかったわ」

「僕に何の用?」


リリアが狙ってるのは姉様だ。僕を殺したところで、何も特はない。


「あなたと私は似てるのよ」


すぐ目の前までリリアは寄ってきた。何かを企む瞳で僕を見つめる。


「似てる?どこが?」


一緒にされたくなんてない。


「これで、マルティーナを殺しなさい」


一本のナイフを取り出し、リリアは僕に握らせる。


「そんな事出来るわけ……」




< 149 / 187 >

この作品をシェア

pagetop