僕の仕事は女王様!
15話
僕が姉様を……
そう何度も頭の中で繰り返し、地下へ続く階段を、一段一段下りていく。
僕の部屋で眠っている、姉様を目指して。
部屋の前まで行き、僕はドアを静かに開けた。
「何だ、アルベルトか」
「……グスタフ」
予想外にもグスタフがいた。姉様の様子を見ていたんだろう。
グスタフの先を見ると、僕のベッドには横たわって、眠っている姉様がいた。