僕の仕事は女王様!
「そうだ、グスタフ大丈夫!?」
グスタフの所へ行こうとしたけど、足に力が入らずよろけてしまう。ロルフが僕の体を支え直す。
「私は大したこと無い。お前こそ大丈夫か?」
「う、うん」
情けない。リリアに操られて、グスタフを傷付けてしまうなんて。
「王子、ボクはリリアを追う。このナイフに魔力が残っている。それを辿ればリリアの元まで、空間転移が出来るから」
僕が持っていたナイフを広い上げ、ジッと見つめる。