僕の仕事は女王様!
「お~、無事に帰ってきたな、アルベルト」
今、部屋にはリヒト、グスタフ……そしてクラウスがいる。ロルフが皆を集めてきてくれた。
リヒトに頭をグリグリと撫でられる。
「無事でなくては困るだろう」
相変わらずムスッとした顔で、グスタフはリヒトに言った。
「……おかえりなさい、アルベルト様」
「うん……ただいま」
グスタフとリヒトの後ろから、優しい聞き慣れた声が聞こえる。
やっぱり、クラウスは僕の事、利用なんてしてないよね。
「マルティーナ様の、呪いを解く方法がわかった」
鋭い声でロルフは本題を切り出した。