僕の仕事は女王様!
「コレだよ。コレを満月の夜に飲ませるんだ」
服のポケットから、レスターはリリアから受け取った、小瓶を取り出した。
「……本当だな」
「ああ」
小瓶を睨み付けながら、グスタフはレスターに問う。たじろう事なくレスターは、本当であると断言した。
僕も本当だと思う。今までリリアにはいろんな事されたけど、コレは本当だよ。
リリアのした事は自分勝手で、許しがたいけど、リリアも魔法力を絶対とする、この国の被害者だったんだ。