僕の仕事は女王様!
暇でふてくされてると、コンコンっとドアを叩く音が響く。
僕を訪ねてくるのは、二人しかいない。その内一人はノックなんかしない、だから誰かは容易に想像が付く。
「入っていいよ、クラウス」
ガチャリとドアが開き、静かにクラウスが入ってくる。同時に僕は起き上がった。
「お久し振りです、アルベルト様」
爽やかな笑顔で微笑み、僕の名前を親しげに呼んだ。金髪の髪と長身がその笑顔によく似合う。