僕の仕事は女王様!


「やはり、グスタフの目は騙せませんでしたか」


今、グスタフさんの部屋で、クラウスも交えて話が始まった。

二人の間で、僕は凍りついたように、動けなくなっている。

クラウスはニコニコしてるけど。グスタフさんにバレるのは、まるで想定内みたいな表情だ。


「何故、マルティーナの事を私に言わなかった?」


さっきからずっと、グスタフさんの眉間にはシワが寄っている。
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