僕の仕事は女王様!


「婚約者が部屋に来て何が悪い」

「婚約者!?」


この人、姉様の婚約者!?


「何を今さら驚いているんだい?マルティーナ」


あんまり目力の無いタレ目で、にじり寄るように僕に近づいてくる。


「あ~いえ……」


上手い言い訳も思い付かず、カルハインツさんから目を逸らす。



< 57 / 187 >

この作品をシェア

pagetop