僕の仕事は女王様!
10話


会場がざわめき出す。何度合図を送っても、花は降ってこない。

体中から汗が吹き出す、僕はどうすれば……



『ボクが必用な時は、この石に呼び掛けて』



そんな時思い出したのは、あの時の男の魔法使いの言葉。

あれ以来、僕はお守りがわりに、貰った石を持ち歩いていた。


「……レスター!」


石を取り出し、ぎゅっと握りしめる。



< 78 / 187 >

この作品をシェア

pagetop