僕の仕事は女王様!
10話
会場がざわめき出す。何度合図を送っても、花は降ってこない。
体中から汗が吹き出す、僕はどうすれば……
『ボクが必用な時は、この石に呼び掛けて』
そんな時思い出したのは、あの時の男の魔法使いの言葉。
あれ以来、僕はお守りがわりに、貰った石を持ち歩いていた。
「……レスター!」
石を取り出し、ぎゅっと握りしめる。
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