二次元ガールとモテモテボーイ




それから駅で海桜君と別れて電車で帰宅。


海桜君とはまた逢う約束をした。


男性克服、頑張ってみようかな。


そう思った。


海桜君女の子みたいだし…、
うん、なんか克服できそうな気がする。




午後7時半帰宅。


家に帰るとあたし宛てに
荷物が届いていた。


「お、届いた届いた。」


あたしは家の階段を駆け上がって
部屋に入るとダンボールを開ける。


中身は抱き枕。


勿論アニメキャラのプリント入りだ。


「ぎゃーやばいやばいやばいー//」


あたしは抱き枕を抱えたまま
布団に飛び乗った。


こんな場面学校のみんなには
見せられないなーとか思いながら
抱き枕に抱きつく。


究極に幸せだ。


壁のポスター、棚のグッツ、
CDプレイヤーから流れる声優さんの声、
そして腕の中の抱き枕…。


あたしはこんな毎日を過ごしている。




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