二次元ガールとモテモテボーイ



「えっと…杏子ちゃん?」


「え…はい。」


恐る恐る答える。


もしかして…もしかしなくても
この人って…


「あ、こんにちは!僕ミオです。」


やっぱり…ミオさんだ!


てっきり女だと思ってたあたし。


プチパニック状態だ。


そんなあたしに気づくはずもなく
ミオさんは目の前の席に座った。


ミオさんはあたしをじーっと眺めてる。


「杏子ちゃんって高校生だったんだね。」

女の子みたいな可愛い顔で
笑ってるミオさん。


けど性別は男…だよね…。


「はっはい。高校2年生です!」



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