Popcandy+
慎の優しさに甘える自分が大嫌いだ。

「拓…か?」

あたしは首を縦に静かにふった。

「やっぱり…何かあったんだろ?話してみ?」

慎に話したら楽になるかな?少しは楽になるかな?

そんな自分がやはり嫌いだ。

あたしは数日前から拓の様子が変だったことを慎に話した。

「大丈夫か?」

慎は分かってくれた。

「うん…大丈夫。ありがと」
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