ふわふわ
マナミちゃんの席は、偶然にも、小野の斜め後ろだった。
そして、小野のとなりが、私の親友だった。
「・・えっ!あ、はい」
驚きながらも、私は机と椅子を動かして、マナミちゃんの席に移動した。
とても嬉しかった。
鈴木先生、ありがとう!
そう心の中で喜んで、私は満面の笑みを浮かべた。
「よかったじゃん!」
そう言ったのは、親友の宮崎さおり(みやざきさおり)。
小野とさおりが隣の席だってことも、ちょっと安心した。
「うん!」
ひそひそと話しながら、私とさおりは笑い合った。