夏恋
海で始まった恋
~プロローグ~
朝…
ベットからおきあがった自分は、
悲しい顔してた。
髪の毛、ボサボサ、顔もむくんでる。
でもな、ホンマ、今朝みたいな
悲しい顔って、あんたにおーてから
なくなったんやで。
中1の5月頃…
うちはな、めっちゃまっすぐなやつに
ほれた…
なにごとも、めっちゃまっすぐでな、
めっちゃかっこいかったんや。
そいつと、一緒になりたくて、
学級委員にもなったんや。
そいつのためなら、なんでもできた。
そんな自分やった。
そんでな、すきやッたんは、小6から…。
もう、バレバレやろーなって思いながら、
あいつのこと、好きっちゅーやつが
ついに身近に現れた。
正直あせった。
部活一緒やったし、クラス一緒やったし、
その子を、みることは、できんくなった。
でも、ついにばれた。