たしかなもの



びしょ濡れになる髪も



この際どうでもよくて




次第に冷えてく体温が



まだ生きてる証拠で





震える唇も



睫毛に滴る水玉も



ただ



行末を見守る



神様がくれた



僅かな喜びだとすれば



気の済むまで



このままでいよう





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