メールな恋
「何だよその言い方。反抗期がきたか?やっと。」

憐はフッと笑いながら自分の席へ向かう。

「うるさいっ!大好きな数学でもしとけばっ!」

今は・・・本当にウザい。
だって・・・あの麗也くんだったんだよー!?
メールしなきゃ損、損♪

そんなことを考えながらまた携帯と向かい合う。

「数学は・・・もう満点確実☆
せっかく俺が接してやってんのに・・・」

チッと舌をならして憐は携帯を取り出す。

「見ろよ。このメールの数。
さて、ひなちゃんの何倍かなー?」

憐はいちいち、ムカツク。
今はそれどころじゃないんですけど。

確かに・・・かっこよくて・・・
モテるけど・・・

いちいち何なんだって感じ。

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