メールな恋
運命なメール
「あー!やっと帰ってきたバカァ!」

胡桃が大声を張り上げて走ってくる。

「きゃはー、ごめんごめん!
ちょっといいことあったんだ~☆」

自分でも、これでもかっ!ってぐらい
満面な笑みで言った。

「あらまー、日奈乃がそんな笑顔で言うとか
珍しい!きいてやろうじゃあないの♪」

胡桃は腕をまくって私の席に座った。

私は腰をかがめて小さい声で

「・・・へへっ
実は、麗也とメールしてるんだよね」

と自慢げに言った。

「えーーーーーーーーーーーーーーー!」

胡桃は大声を出す。
それを私はわかっていて、冷静に口を塞いであげる。
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