メールな恋
「仲がよろしいこと。」

プププッと笑って胡桃は言う。

「いえ。全く。」

キッパリとお断りした。

憐は恋愛対象なんかには入りもしない。

「・・・憐よりも蛙のほうがマシなんだからっ」

そう言って私は蛙と向き合った。

「・・・。」

(やばい・・・絶対・・・)

「無理いーーーー!」

私は叫びながら理科室を飛び出した。

「え!
ちょっとひなあ!
先生!私、追いかけてきます!!」

胡桃も理科室を走り抜けていった。

(ったく・・・あいつら何やってんだ・・・)

憐は呆れながらも

「センセ、危なっかしいから
俺もついていきマース。」

(ま、本当は授業なんて面倒だったからなんだけどな。)

そう思いながら、憐は舌を出しながら
ゆっくり理科室を脱出した。
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