Dear.大好きな君へ〜片想い〜
あたしの頭の中はそんな事をグルグル考えていた。
『……何?まだ何か用?』
するとまた頭上から声が降ってきた。
「え……」
あたしが我に返って見上げると、冷たい目をした男子が見下ろしてる。
「いや…、何でも無いです…。」
あたしは俯いてそう答えた。
―ガタンッ
すると、また電車が揺れてあたしは前に倒れた。
―ボスッ
また今度は顔から、その男子の胸に突っ込む。
「あ、すみません…。」
あたしはまた謝った。