ひとひらの
3
吉川さんが、好き。
それがわかったところで
どうしたらいいのかはわからない。
わからないまま、
ただただ時間が過ぎていくだけだった。
むしろ、吉川さんに対しては
変に意識し過ぎて、
上手く話せなくなった。
前後のレジになれた日も、
嬉しい反面、
照れ臭いような、
恥ずかしいような気持ちになって
何も、話掛けられずにいた。
「うー…」
それは、今日も同じ。
せっかく吉川さんの前のレジになれたのに
せっかくお客さんも少ないのに
何を話せばいいんだろう……。
それがわかったところで
どうしたらいいのかはわからない。
わからないまま、
ただただ時間が過ぎていくだけだった。
むしろ、吉川さんに対しては
変に意識し過ぎて、
上手く話せなくなった。
前後のレジになれた日も、
嬉しい反面、
照れ臭いような、
恥ずかしいような気持ちになって
何も、話掛けられずにいた。
「うー…」
それは、今日も同じ。
せっかく吉川さんの前のレジになれたのに
せっかくお客さんも少ないのに
何を話せばいいんだろう……。