ひとひらの
その後淡々とレジをこなし、
あっという間に時間は過ぎていった。

18時になり今井さんは上がり、
その際に小さな声で
「じゃ、また後で。」
と私にだけ聞こえるように言った。

整った顔立ちで、真っ直ぐ視線を向けられながら
そんなことを言われると

いくら苦手な今井さんでも

男性に免疫のない私は
ドキリとしてしまう。

彼のことだ、
狙ってやってるんだろうけど。
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