sioka❤
「危ない!!」
「やめろ!!」
聖夜と俺は叫び、思わず目を閉じた。
ヒュッ ドカッ ボコッ ・・・バキッ
鈍い音がした。
「?…拓也様??」
えっ!?
恐る恐る目を開けると…
ヤクザ達が痛そうにうめいていた。
女は何もなかったかのように、オレ達をじっと心配そうに見ている。
「どこかに当たってしまいましたか!?
手は? 手や指は大丈夫です!!??」
ひ、一人でやったのか?
「・・・あぁ、うん、大丈夫…」
「良かったです!コンクール楽しみですもの! あ、そうだ。 私、紫理歌です! よろしくお願いいたします♡」
「あぁ…オレ達は、」
「存じておりますわ! 清水 拓也様と聖夜様! やっぱりカッコイイ!!」
あ、あれ?
この女、どんどんテンション上がっていくんだか、、、( ̄◇ ̄;)
「え。 あ、ハイ。 ありがとうございます、理歌さん。」
ついていけなくなったオレに代わって聖夜が答えた。
そして…
そうこうしているうちに、ヤクザ達が意識を取り戻し始めていたんだ。。。
「キャーーー♡♡ このコンクールって、私のおばあ「理歌さんっ!「動くな。」」」
さっきのヤクザの一人が、
理歌の、こめかみへと銃口を向けた・・・。