ねぇ…、 大好きだよ。




「ちゃんとやってるかあ!?」



大声で入ってきたあっちゃん



「あれ?あれれれれ?
お前ら言っといた仕事もう終わったのか?!」

「「あ…」」

「「はい」」


またハモって、お互いの顔を見る

目が合って笑い合う


「あっちゃん聞いて!!勇人ってばすごいんだよー!超仕事早いの!」

「先生、白石もセンスあって掲示物すげえキレイに作ってくれたんすよ」

きっと、お互いに照れてたんだと思う…
不思議なくらいにお互いを褒め合った


「なんだお前ら…この短時間で仕事終わらせただけじゃなくてすごい仲良くなってんなあ。今日はおつかれ様!もう帰っていいからなー」


なんて、呑気に言ったあっちゃんは


「じゃ、八木は部活再登校だから忘れんなよ」


と付けたして
またもバタバタと教室を去っていった


「相変わらず忙しいな、先生」

「そうだね…先生も楽じゃないんだね」

「あーまだ1時かあ」

「再登校だからお弁当じゃないの?」

「そうなんだよ。だから1回帰らなきゃ」

「じゃあ帰ろっか」

「よし、行くか!」



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