最愛の彼へ
出逢い
現在は放課後…
いつものように親友の覇南(はな)が家に遊びにきてるんだ。
親友の松井 覇南は綺麗で頭も良く、容姿端麗です。
覇南の隣を歩くのは恥ずかしい。
不細工がもっと不細工になる。
あ…説明を忘れてました。
百華は超が付くほどの最強鈍感少女です。
実際は可愛いくて、覇南と2人で歩くと周りの目がヤバいです。
でも残念ながら本人は全く自覚なし…
百華の彼氏は苦労しますね(笑)
いつものように覇南が家に来て、お菓子を食べながら宿題を終わらせ、乙女の話題に花を咲かせてます。
「ももー彼氏欲しいよー。ももが覇南の彼氏になってよー」
「始まったし!覇南の嘆き。あたしだって彼氏欲しいし。てか元彼とやり直したいなー」
「まだそんなこと言ってんの?可愛いももを捨てたんだよ?最低ぢゃん。あんな奴なんか忘れて次の恋をしようぜー」
2人はそれなりに恋をして彼氏もいたが、どの恋も長続きしないで終わっている。
自然と彼氏のできないことへの愚痴が始まった。
「だいたい出逢いが少ないんだよ!高校生になりたーい!そしたらさ、合コンとかしまくろうぜ。」
久しぶりに覇南の目が輝いていた。