最愛の彼へ
覇南の目も輝いてる…
かぶっちゃったかな。
とうとうあたしの自己紹介になった。
自己紹介とか苦手なあたしはかなりどもってしまった。
「ぁの…ぇーと………三浦百華ですっ!……三浦弘樹の妹です…ょろしくぉねがいします…」
もう恥ずかしすぎる。
みんなの顔はキョトンってなってるし。
絶対こいつ馬鹿だとから思ってるんだろうなー
今日は恋の発展なんかないと思ってもいいやー
あたしだけその場に置き去りにされたみたいにみんなは乾杯を済ませていた。
それぞれがお酒をもっている。
なんか覇南も持ってるし!
「ももー飲もうよ。覇南はー酔いつぶれるぞー。ほらもも、飲んで飲んで」
なんて言いながらお酒を勧めてくる。
覇南もお酒が初めてのくせに…
覇南だけ大人ぢゃん。
あたしだってお酒くらい飲めるし!
覇南に勧められたらお酒を受け取り一気に口へ運んだ。
-グビッ-
-ぷはぁ-
「お!いい飲みっぷりだねー」
「…悠さん…ですょね。」
「百華ちゃん名前覚えててくれたんだー嬉しいねー♪」
「百華ちゃんってお酒初めてぢゃないの?何杯でもいけそうな勢いぢゃん!」
なんて言いながら飲み干した缶を潰していた。
「初めてですょ。もぅ頭がクラクラです(笑)」
「なら一緒に外の風浴びにいかない?いいとこ知ってるょ。」
「どんなとこですか?行ってみたいです。」
悠さん立ち上がった。
「今から百華ちゃんお持ち帰りしまーす。弘樹、許してね(笑)」
なんて言いながらヘラヘラしてた。
お持ち帰りって……?
いいとこってどこ?
今あたしの頭を開けるとハテナがいっぱいでてくると思う…
周りからは「ヒューヒュー」とか「もも、いいなー」と言う声が飛んでくる。