☆2人の正反対王子様★2#



そう・・・。
あたしは6歳の時、
和哉くんのお嫁さんになる
約束をしたんだ。




「あたし・・・俊が・・・俊が
好きなんだもん・・・。」




あたしは誰より、
俊が好きなんだもん!



ホントに・・・"誰より"・・・?



ん?
誰・・・?



誰よりも・・・だよ。



和哉くんより
今は俊が好きなんだよ?




「・・・・・そうだよな・・。
好きな訳ないよな、、、」




和哉くんの悲しそうな顔に
胸が締め付けられる。




「やっぱ・・・俊には
勝てねぇんだよな・・・・。」




この胸の締め付け・・・何?
痛い、痛いよ・・・!
辛くって悲しくって
寂しくって泣きたくって。






好きだから・・・?
好きだからこんなに痛むの?





「和哉くん・・・わかんない。
好きなのか違うのか・・・。
時間ちょうだい・・・」





和哉くんは
あの頃のあどけない笑顔を
見せた。






「待つよ・・・?
いくらでも・・・・//
結衣が答えを出せるまで」







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