☆2人の正反対王子様★2#
校門をくぐった。
そして、左を見ると....
今、絶対に会いたくない人に
会ってしまった。
「亮くん・・・美亜・・・。」
奈々は
その声を聞き、静かに顔を上げた。
前に2人がいるのを
確認し、走り出した奈々。
「ちょっと!」
奈々は明らかに
キレていた。
亮くんはかなり驚いている。
「サッカーじゃなかったの?
なんで美亜といるの?」
亮くんは
口を開こうとした。
「亮くんじゃなくて・・・・
美亜に答えてほしい。」
美亜は顔色一つ変えず
こう言い放った。
「別に・・・。」
奈々は
その答えに怒りを覚えた。
振り上がった手は
そのまま、美亜の頬をたたいた。
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