☆2人の正反対王子様★2#



「うん・・・・。」




あたしは
奈々に返事をしたあと
携帯をとりだした。




校門から少し離れたところで
メールを打ち始めた。







――――――――――――
TO:美亜
SUB:さっきはごめん

――――――――――――
今日、時間ある?
ちょっと話したい。

いつもの店で
19時に待ってるから。


――――――――――――



いつもの店とは
あたし、奈々、美亜で
よく行くケーキの喫茶店。





「奈々・・・・大丈夫だよ?
あたしがついてるからね?


いつだって奈々の味方だよ・・・。」




奈々は終始、
元気がなかった。






あたしは
いつだって奈々に
支えられて、守られて、
美亜に教えられて・・・。





あたし、2人がいなかったら
もうダメになってた。





だからこそ
今度は2人を守るんだから!






あたしは
19時に着いて美亜を待った。





メールに返事は
なかった。






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