借金取りに捕らわれて
こんなことになって、秋庭さんに何を言われるか、何をされるか想像がつかないから…




「そんなのダメよ~女の子が一人で帰るなんて危ないわ。」




いえ!!秋庭さんと帰る方が危ないですから!!




どう危ないか反論しようとしたが、菖蒲さんは帰る若いお客様さん達の会計をしに席を離れてしまった。




まぁ、いっか。
ご飯食べたら秋庭さんが来る前に隙を見て逃げればいいし。




それよりも今は、ご飯ご飯!!




その時、お腹が空きすぎてメニューに釘付けになっていた私は気付いていなかった…
お店を出ていくお客さんが横目で私を観察していたことに…


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