借金取りに捕らわれて
廃工場の決闘
ご飯を食べ終え、何気なくお店の雰囲気を眺めていた私は…






見つけてしまった…






あ、あれは!!






カウンターの中の飾り棚に陳列されたお酒の中にそれは一際偉才の輝きを放っていた。




名前が世に出たのはここ2・3年の間だけど、幻の名酒と言われる3Mに並ぶ、いや…
それ以上の幻中の幻のM…




「菖蒲さん!!あれって森乃泉ですよね!?」





飾り棚を指差し興奮冷めやらぬ勢いで、お皿を下げに来た菖蒲さんに問い掛けた。




「あら、良く知ってるわね。」





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