借金取りに捕らわれて
「私のためとか言って、武寅さんのせいじゃないですか!!」




「まぁ、そうともいうな。」




「そうとしか言いませんから!!」




「まぁ、万が一の時は…」




万が一の時は?何か秘策あるんですか!?




期待を込めて隣を走る武寅さんを見ると…





「ハハハッ、俺が守ってやるから安心しろよ。」





笑って安心しろって言われても全く安心できないんですけど!!
現に追われてるわけですからね!!




「まぁ、俺もこんなに早く見つかるとは思ってなかったんだよ。
分かってたら連れてこなかった。
悪かったな…」




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