借金取りに捕らわれて

「すみません!!騙すつもりはなかったんです!!

でも風俗に売られたくなくて、田中さんが私を男だと思い込んでるのをいいことに女だって黙ってたんです。

本当にすみませんでした!!反省してます!!だから風俗に売らないで下さい!!」



「………分かったから。顔上げろ。」



「風俗に売りませんか？」



「風俗に売らないから顔上げろ。」



「本当に？」




「……顔上げないと風俗に売り飛ばす。」



私は弾かれたように頭を起こした。



「ってのは冗談だ。」



と彼はニヤリと笑った。



もしかして遊ばれた!?
何なのこの人!!たち悪い!!