借金取りに捕らわれて
決着~武寅 side~
取り囲んでいた下っ端共はあらかた片付いた。





背後に視線を向ければ、隼人は3人相手に余裕しゃくしゃくで身を交わしてまるで子供を相手にしてるように立ち回っていた。





「他の奴らは隼人に任せちまえばいいとして、俺は…」






視線を元に戻すと、そこには不適に笑う二階堂の姿があった。





「こいつと決着つけねぇとな!!」





何度目かの拳と拳のぶつかり合いで奴も力を消耗してるが、まだ笑う余裕はあるらしい。それに引き換え…





「小柴~随分息上がってんな~そんなんで俺と戦えんのか~」





実際は立ってるのもやっとだ。だが、ここで引くわけにはいかねえんだ!!




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