借金取りに捕らわれて
私はロックを解除して車から出ると秋庭さんの胸に飛び込んだ。






「秋庭さん…」






秋庭さんはまた私を優しく受け止めてくれた。






「もう大丈夫だ。全部終わった。」







「私、心配で…
二人はきっと大丈夫だって思ってましたけど…でも…あんなに大人数相手で…」





「俺も武も心配ない。
あいつは今は気を失ってるが時期に目を覚ますだろう。」





また大きな手の平で頭を撫でてくれる。




その行為に凄く心が落ち着いていく。





良かった…武寅さんも無事で…






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