借金取りに捕らわれて
ビックリした瞬間彼の両手がメガネをガッチリ捕らえ、スルリと顔から外した。


「うん。やっぱりメガネ外した方がいい。」



いきなり何するの!?



「ちょっ!!返してください!!」



私はメガネを取り替えそうとぼやけた視界の中、彼の手がありそうなところを目掛けて手を伸ばした。


ところが玄関の段差に躓いて倒れてしまった。



「きゃっ!!」
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