借金取りに捕らわれて
乱闘は直ぐに片がついた。


人数が多いだけで、全く相手にならない奴ばかりだったからだ。







ヒロを迎えに行くと、後部座席から飛び出し胸に飛び込んでくる。


なんて可愛いんだ。


焦った様子で怪我がないかと心配してくる様子も可愛い。


直ぐに顔を赤らめる姿も可愛い。






ここでお礼のキスの一つや二つもらっても良いと思ってしまうのは、欲張りだろうか…



そう思いヒロの頬に手を伸ばせば、痛そうに顔を歪めた。




「二階堂に往復ビンタされて…」


「なんで早く言わないんだ!」


気づかなかった俺も俺だ!



< 241 / 354 >

この作品をシェア

pagetop