借金取りに捕らわれて
ケガの度合いを確かめれば、少し腫れてるようだった。




早く冷やさないともっと腫れるな…



「全く…こんな大事なことなんで早く言わないんだ。」



「大事って…わざわざ言うことでもないですし、それに…
そんな事忘れてました…」




わざわざ言うことでもない…




「そんなことって…」




何でもっと自分を大事にしないんだ!

自分のことはどうでもいい様に笑うヒロに沸々と苛立ってくる。

何でも俺には言ってほしかった…




「放っといて酷くなったらどうするんだ!」



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