借金取りに捕らわれて
キスでも安いだろうがこれ以上要求が大きくならないよう、みなまでいう前にその申し出を "快く" 受けさせて頂くことにした。



「あの…一つお聞きしたいんですが…」


「なんだ?」


「昨日、秋庭さんに車まで運んでもらっているところまでは覚えてるんですが、その後の記憶がなくてですね…
その…この服は、私が自分で…」


「いや、俺が着替えさせた。」


「!」




予想をしていなかった訳ではないけれど…

見られたのか…と思うと、声が出なかった…




「あの汚れた服でベッドに寝かせるわけにもいかないだろ?」


「そうですけど…」


「大丈夫、見たのは下着姿だけだ。」


「#△@&%」



中身は見られていないとはいえ、結構なものを見られてしまっていますよね!?

何とも言えない表情でうちひしがれていると…



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