私の心
【完】私の心
心が、痛い


誰かに分かってほしかった。

ただ、それだけなのに
信じてくれなかった。
信じてもらえなかった。


最愛の母にさえも、
分かってもらえずにいた。

それを救ってくれたのは誰だろう?

やっぱり、親?
それとも、病院の先生?
・・・・・自分の判断?


少なくとも、三番目ではないだろう。

私は、死にたかった、とにかく死にたかった。
いけない事だとわかっていても、だ。


でも、死ねなかった。
怖かったんだ。


でも、自分なんていなくなればいいのに、そう思う日々は終わる事がなかった。


精神が不安定になり、お腹が痛くなって、胃が痛くなって肺が、呼吸をするたびに酷い痛みが走る。

そんな日々が繰り返されて、普通の病院に行くと、先生にこう言われた。


「いじめとか受けてない?」


私は即、いいえと答えた。
当時を思うと、認めたくなかったのかもしれない。
弱い自分を誰かに見せたくなかった。
いつもそうだった。

中学生の時までは・・・・
パニック障害、その言葉を耳にした。

私は、パソコンでパニック障害の事を色々と調べた。

パニック発作、強いストレス、動悸、息切れ、めまい。

ほぼ、すべてが、私に当てはまった。
学校に通っていた間は、死ぬ思いで必死に動いた。

学校に行きたくない時でも、親が無理にでも行けと言うので、行った。
でも、中学では、そうはいかなかった。

夜が怖かった、とにかく怖かった。
酷い時は、毎日泣いていた。

頑張っているのに、なんで皆頑張れって言うの?
私頑張ってるんだよ?
泣きたいくらい、頑張ってるんだよ?
でも、限界があるんだよ。

もう動けない、そんな時でも親は無理矢理学校に行けと言って。

死にたかったよ。
でも、出来なかった。

今みたいにやりたい事がない、何も手につかない。
自分は必要とされてないんじゃないか?
何の根拠もなしに、そう思った。

親かいるのに。

その時は、親の事なんて眼中になかったな。
当時は、とにかく怖くて仕方がなかった。
夜が怖いと同時に、朝も、朝日も怖かった。
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