神人～禁断の地～

早くこんな通路から出ようと、ヘウ"ンはなるべく下を見ないように当ても無く進んだ。
一階の通路と同じで、明るかったけど、あの人骨を見ると暗く感じる。
出口も分からず五分ほど進んだ時、上から光が射している場所を見付けた。
光が射す場所には沢山の人骨が重なりあい小さな山と化していた。
「あんなの登れない…」
登ったとしても上には高過ぎて上がれない。
「……」
ヘウ"ンがその人骨の山を見つめていると、人骨と人骨の間からまだ肉の付いている腕を見付けた。