神人~禁断の地~
「!?」
衝撃波がバースの傷をえぐる。バースは堪らずその場に膝をつき腹を抱えた。
「バース…」
「痛くねぇよ…」
バースは無理矢理自分の身体に言い聞かせ、立ち上がってヘウ"ンに笑顔を見せる。
「痛くねぇから、泣くな…」
「バース」
「大丈夫だ。お前は守るって、いつも言ってんだろ?」
ゆっくり近付き、バースは自分の神剣を左手で抜いて握る。
「守られるのは嫌だなんて言うな。お前は私の生徒なんだ…。教師が生徒を守るのは当然なんだよ…」
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